イスラエル旅行記(その⑩:エルサレムの表参道で変なトレーナーが流行ってた話)
イスラエル旅行記
その⑤:エルサレムの表参道で変なトレーナーが流行ってた話
2018年の旅行記ですが、昨今のハマスとの紛争ニュースを見るに
めちゃ未開発の地みたいな雰囲気ですが、実際いくとこんな超都会よ、
普通の生活してたよ、というのをお伝えしたく、今更アップします。
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エルサレムは観光地的にはもう紀元前か、そこいらくらいまでさかのぼる
イスラム教・キリスト教・ユダヤ教などいろんな宗教のオリジン的な街なんですが
驚くべきは、想像以上の都会さ。
old city と呼ばれる、そこらじゅうにありがたい史跡のあるエリアから
5分くらい歩くと、ふつうにショッピングセンターがあります。
口コミでも書いてありますが、本当に現代的というか
日本未上陸のアメリカのおしゃれセレクトショップ「アーバンアウトフィッターズ」とか、ラフォーレ原宿とかに入ってたけど既に日本からは撤退してる「トップショップ」なんかも入ってて、
よほど東京より都会です。
表参道って言われたらそうかな、っていう感じの写真ですよね。
アパレル以外では日本にも上陸しているコスメブランド「ラリン」とか死海の泥パックが有名な「AHAVA」もあるので女子用のお土産も買えます。
(AHAVAは空港で小さいハンドクリーム売ってたので、買うなら空港でも)
こんな現代的でファッショナブルなイスラエルなんですが、1つだけ気になったことが。
「変なトレーナー」が流行っている。
10月下旬で昼は30度ちかくになるのに、
夜は余裕で20度を下回る想定外の気候に震えて
服の一枚でも買おうと思って店を見て回ってたんですが
いろんな店にダサいメッセージトレーナーが。
(もし2018年の流行とかだったら、こっそり教えてください)
まず手始めに「曜日トレーナー」
月曜から金曜日、そして週末と様々なフォントでデザインされています。
月曜日に金曜日のトレーナー着たらアバンギャルドですね。
「登録して!フォローして!ライクして!」はかなり今っぽい。
これは買おうかかなり迷いました。
(結局、だいたいの店が2枚で4,000円とかいう微妙な価格設定だったので
1枚も買えませんでした)
What is your obsession?はどう訳すんでしょうか。何中毒?みたいな感じですか。
どんと!ぱにっく!
え、天使、考えてんの?
「かしこすぎ」の隣のトレーナーには「革命的少女」というウテナみたいな
メッセージが刻まれています。
イスラエルブランドのFOXなどで売ってましたので
是非、エルサレムにお越しの際は、このやけにメッセージ性の高い
おしゃれトレーナーをお土産にどうぞ。
※ちなみに、アーバンアウトフィッターズで売ってたFILAの
トレーナーも謎でした。これで1万円くらいします。
「極度乾燥しなさい」とかも日本人的には謎なのでまぁ、そういう
おしゃれさなのかもしれません。
イスラエル4泊5日弾丸ツアー(その⑨:「最後の晩餐」の部屋に行ってみた)
前回イエスの足取りをたどるヴィア・ドロローサ巡りを しましたが
omoebatokunikitamonda.hatenablog.com
今回はそれ以外の、エルサレム観光スポットです。
南東側に位置しています。
エルサレムold city界隈をぐるぐるしましたが、
外周が約4km強あり、高低差もあるので、けっこうしんどいです。
エルサレムに行く時は歩きやすい靴をおすすめします。
エルサレムで最もメジャーな観光スポットと言っていいでしょう。
もともとは神殿の外壁だったものですが、神殿が壊され
壁だけ残っているものらしいです。このあたりに来ると本当に
宗教とか歴史の勉強の足りなさを反省します。
とりあえずはユダヤ教にとっての聖地。
男性は左側、女性は右側です。椅子や聖書が置いてあります。
細かい作法は良くわからないので、周りの人を見ながら見よう見まねで。
海外に行くと、どの宗教にしろ、祈りのガチさが日本のそれとは段違いですが
その中でも、ここはかなりシリアス度の高い感じでした。
邪魔しないように壁に触ってきました。
壁から離れる時は、後ろずさりながらみなさんかえってました。
後からぐぐったところ、背中を向けるのが不敬にあたるようなので、
適当なところまでは後ろ向きに下がるのが良い様です。
今度はイスラム教の聖地です。
こちらの記事でもあるように、かなり行き方が分かりにくいので要注意。
場所としては、嘆きの壁のすぐ横の橋から入る必要があります。
ドームの裏手側から入ろうとしたらしっかり規制されてたので、
入れませんでした。
(地元の方は別の入口からも入ってたので、行けると思ったら行けなかった)
入口はこんな感じです。
不思議な小屋的な場所で荷物チェックを通り、橋を渡ります。
なに待ちかわかりませんが30分ぐらい、橋の上で待機しました。
予定通りの時間に入れるとは限らないので、ご注意を。
嘆きの壁を上から見えるスポット。
武道館風、金の玉ねぎ。
階段に腰かけて歌う奥様たちの団体など、平和な姿です。
イスラム教徒の人しか中に入れませんが、外からでも十分イスラム建築を楽しめます。
突如とあらわれる、椅子付き手洗い場。
お寺の手水舎みたいなものだろうなとは思うんですが、
これ座ったら確実に足ぬれる…。
使ってる人は見かけなかったので正しい使い方は分かりません。
オリーブ畑のある裏手で遊ぶ若者たち。
ここだけ見ると単なる公園の様。
お墓
旧市街横の山「オリーブ山」も観光スポットのひとつですが、
体力的にきつかったので、上りませんでした。
ライオンゲートあたりから出たオリーブ山方面の景色が
これ。
お墓。
圧倒的な量のお墓が壮観です。
みんな聖地の見えるところで眠りたいのでしょうか。
教会やモスクよりも、不思議とスピリチュアル。
過去から連綿と続く、宗教都市を感じられます。
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最後の晩餐の部屋
そして、かの有名な最期の晩餐です。「みんな顔を伏せてください、
この中に裏切りものがいます。先生怒らないから、正直に手をあげなさい。」
のくだりとかですよね。(よくわかってない)
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたこの絵で有名なひとコマです。
その舞台が(諸説ありですが)この目で見れるなんて、
ちょっとテンションあがります。
これがダビデの墓。この上に最後の晩餐の部屋があります。
建物は修道院の、様なつくり。
そして、最後の晩餐の部屋。登場
ドーン!!!!
うん?なんか違くない?
むしろ、類似しているところを探すのが難しいぐらい、違う
というか、ダヴィンチが最後の晩餐を実際に見て絵を描いたわけではないので
違うのは当たり前なんだけれども、あの絵の部屋をイメージしていくと
がっかりするので、注意。
でも、「最後の晩餐の部屋」だと思うと、絵とは全然ちがくても、
歴史上のおおきなターニングポイントが起きた空間に時代を超えて
立つことができるのは胸熱ですよね。
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おまけ(旧市街の路地)
旧市街の中は細い道が入り組んで、迷路みたい
香辛料屋さんや
お菓子屋さん
たいがい観光客でにぎわっています。
が、
一歩入ると
・・・
暗っ!
微妙にひとけがないのが恐怖心をあおります。
ただの肉やだけど、無意味にこわい!
ちなみに滞在期間中、イスラエルで治安が悪いと
感じたことはありませんでした。
が、人気がない路地は国に限らずあまり安全とは言い難いので
注意した方がよいですね。(自戒の念)
ざっとですが、1日がかりで回ったイスラエル。
そこここに宗教的に重要な施設があるので、全然まわり切れ
ませんでした!もう1回行きたい!
イスラエル4泊5日弾丸ツアー(その⑧:イエス最期の道程がスタンプラリーみたい)
イスラエル2日目。
前日はシャバットなのであまり観光しなかった、エルサレムを探索。
1日がかりでold city 界隈をだいたい見れたのが、
ヴィア・ドロローサ、岩のドーム、最後の晩餐の部屋、嘆きの壁、
エルサレム城壁一周ぐらいです。
他にもたくさん、遺跡スポットがあるのですが、
ゆったり見ようと思うとこれぐらいが限界でした。
まず、ヴィア・ドロローサ。
エスサレムと言えば、キリストが十字架にはりつけにされる
「ゴルゴダの丘」が有名ですが、キリストが十字架を背負って
歩いたとされる道が「ヴィア・ドロローサ(ラテン語:Via Dolorosa)」と呼ばれていて
今も辿ることができます。
お土産屋さんでは、花冠ならぬ荊冠、いばらの冠も売っていたので、
イエスコスプレでのヴィア・ドロローサ巡礼も可能です。(不謹慎)
全部で15留のラリーポイントがありますが
最初のラリー・ポイントはいまひとつ分からず、2留目で掲示を確認。
地図がざっくりしすぎてて、やはり全然わかりません。
「留」って人がとどまることの単位なんでしょうかね。
この後「●度目にひざをつく」とか、結構、なぜそれをポイントに、
という場所もありますがさすがイエスの最期なので、何をしても映えるのです。
このヴィア・ドロローサを巡礼するツアーもあるようで
団体ご一行様にも何度か遭遇しました。
木の十字架的なものを運びながらなにかを歌ってました。本格的ですね。
ここは8留目なのでイエスが婦人に「私のために泣くなと話しかけた場所」ですね。
うん、なにそれ、男前。
だいたいのポイントは、写真の様に丸い目印が掲げられていますが、
そうじゃないところもあり、結局3箇所ぐらいは見つからず諦めました。
それとなく、放置されている十字架。
最後に聖墳墓教会にたどり着きます。
写真は13留目のイエスが十字架から降ろされる場所。
かなり敬虔な信者の方々が、額をつけていらっしゃいました。
同じく14留目&15留目がイエスのお墓です。
教会の名前が聖墳墓ですからね。
お墓に聖がつくのはこの人だけじゃないでしょうか。
めっちゃ人が並んでたので、外からみてよしとしました。
ヴィア・ドロローサ巡礼の所用時間は迷わずに距離だけで言えば、
30-40分程度かと思いますが、確実に迷うのと各スポットでキリストの
受難に思いを馳せたりするので1時間ぐらいは見た方が良いと思います。
イスラエル4泊5日弾丸ツアー(その⑦:おすすめイスラエルグルメ)
おすすめと言っておきながら正直、時差ボケと物価が高すぎて
ちゃんとしたイスラエルグルメを楽しむ余裕がなかったのですが、
とりあえずイスラエルで食べたもの全部ドーン。
①ファラフェルサンド
(やや食べかけですんません)
マルサバ修道院に行く途中タクシーの運転手さんが
よった店なので、店舗名などはわかりませんがエルサレムの街中にも
同じような感じのやつがちょいちょいありました。
めちゃくちゃおいしいわけではありませんが、
非常に現地っぽい食べ物です。たまに思い出して食べたくなります。
と思って検索したら日本でも食べれるみたいですね。
日本すごいな、世界の食べ物がだいたい食べれる気がします。
②クベスープ
これは宿泊していたホテルのちかくのBen Yehuda Street沿いにあったスープ屋さんで
売ってたスープで、確か750円ぐらいしました。なんにしろ高い。
具材はたぶんビーツ、とすいとん的なものの中に謎肉が入ってます。
調べてみると「クベスープ」という牛肉を包んだ団子のスープだそうです。
謎肉じゃなかった。
これも日本では出会わない味なので形容しがたいのですが、
おいしかったです。もう一回食べたい。
④おしゃれなヨーグルト朝食
これは、日本でも出会えそうです。「表参道」とかで。
衝撃的におしゃれな食べ物でした。1200円ぐらい。
キャラメルコーティングされたナッツ類にギリシャヨーグルトが
かけてあってその上にフルーツがのってる、っていう。OLかよ。
一応説明には伝統的なイスラエルの朝食って書いてあった気がするんですが、
気のせいだと思います。こんな伝統あってたまるか。
こちらもホテルの近くにあったカフェ的なお店なのですが、
旅行サイトとかでも紹介されています。
本当はこのいっぱい出てくるやつが頼みたかったのですが、
うまく注文できず、このヨーグルトが出てきました。
こういう注文したいものが頼めないのも、旅の醍醐味ですよね。うん。
しかし超映え系朝食。おいしかったです。
⑤パンとお菓子
あと最後はお店で食べたわけではないんですが、
エルサレム周辺、やたらパン屋とお菓子屋が多い。
パンは屋台的な感じで売ってるのもあれば、ヴィドフランスぐらいの
チェーン店ぽいのもあります。パン屋さんで買ったチーズの入ったパンが
地味にびっくりするぐらいおいしかった。ので2日連続で買いました。
他のパンも普通においしかったです。
あと、パン屋さんでも売ってますが旧市街とか市場とかにいくと
甘いお菓子がいっぱい売ってます。
揚げてるのかわかりませんが、砂糖と油を感じるお菓子。
興味本位で買ってみましたが、結構高いです。
写真のパックに入っている5個ぐらいで800円ぐらい。
おいしいんですけど、何個か市場で売ってる香辛料の味がしました。
日本人的に「甘い」と「スパイス」は比較的、別の次元なので
同じ料理に含まれることは少ないと思うんですが。
これらのお菓子は甘スパイシーという味覚を確立してました。
個人的には受け入れるのに時間のかかる食べ物でした。
以上、イスラエルで食べたあれこれです。
とりあえず、エルサレム周辺はふつうに物価高いので
ちょっとしたファーストフードでも25シャルケ(750円)ぐらいはかかります。
そいえば旧市街でざくろのジュースをやたら売ってるので、カフェで
頼んだらそれも25シャルケしてビビりました。
ルノアールより高い可能性ある。
それなりに良い食事を食べようとおもったら2000円ぐらいは必要じゃないかな。
予算さえあれば表参道ばりにおしゃれなバーやファーストフードなんかもあったので、
ひととおりの食事は楽しめそうです。
イスラエル4泊5日弾丸ツアー(その⑥:安息日明けのエルサレムの夜は少しテンション高め)
ベツレヘムから日帰りで帰ってきた17時半。
間もなく安息日(シャバット)が明けようかというところ。
安息日というのは「土曜日」という1日単位ではなく、金曜日の日没から
土曜日の日没までらしいので、日さえ暮れてくれればこっちのもん。
行き交う人たちも気持ち足早。
たまに頭に毛でおおわれたのバームクーヘンかぶっているひといた。
他の人たちもキッパつけてるけど、あれどうやって頭にとめてるんだろうか。
特にはげてる人。
エルサレムの「old city」と呼ばれるのがこの嘆きの壁とかを含む
いったいのエリアなんですが、かなり広いのと、さすが「ゴルゴダの丘」だけ
あって高低差があるのでかなり疲れます。
なんとかたどり着いた嘆きの壁。若干息あがってる。
安息日には働けないけど、男性は教会にお祈りに行くらしい。
嘆きの壁もかなり賑わってました。
嘆きの壁は明日じっくり来ることにして、old cityを散策。
マジックアワーのスークっぽい町並み非常にきれい。
たまたま聖墳墓教会からの帰り、近くの教会で賛美歌のリサイタルが
やっていたので聞いて帰ることにしました。
自分はキリスト教信者でもなんでもないんですが、感動しましたよね。これ。
教会の構造って歌うために設計されているんじゃないかと思う程度に
残響が内臓にくる。
こういう偶然の出会いが旅を特別にするもんですよね(いきあたり★ばったり)
ホテルに向かう道は、完全にシャバット明けで盛り上がる街並みでした。
そこらじゅうのビルにいろいろなモチーフが投影されててめっさおされ。
パリピ感のある屋外バーも
おしゃれなジェラート屋もめちゃくちゃ混んでる。
竹下通りばりのにぎわい感です。てか、みんな寒くないの。
しまいには謎の合唱団にも遭遇。
シャバット明けはみんな歌いたいのかもしれない。
想像以上に賑やかなエルサレムの夜でした。
イスラエル4泊5日弾丸ツアー(その⑤:ベツレヘムまで来たらマルサバ修道院は行った方がいい)
まずベツレヘムの超メジャー観光スポット、The Walled Off Hotelと分離壁を見た
訳ですが、
omoebatokunikitamonda.hatenablog.com
その後行った「マルサバ修道院」これがめっちゃよかった
ベツレヘムまで来たらマルサバ修道院は絶対行った方が良い。おススメ。
(ベツレヘムまで来たらっていうシチュエーションがあるかわからないけど)
その前に、ベツレヘムの最重要スポット降誕教会に
The Walled Off HotelからGoogle Mapを見ながら進みますが、
これあってるんかと不安になるぐらい街が静か。
観光案内所もお休みでさらに不安になる。
これが降誕教会か!と思って入ったら全然ちがった。
さすがにキリスト氏の生まれ故郷とあって、教会だらけ。
それからさらに10分ほどずんずん進むと
やっとにぎやかな道を発見して一安心。
清水寺の前の坂みたいな感じで、ここだけ栄えてる。
やっと着いたぜ、教会前。こんな感じでタクシーが止まってます。
画像見返したらこの正面のタクシーのおっさんが後でマルサバ教会に乗せてってくれる
ドライバーなんですが、めっちゃ目あってる。カメラ目線。完全ロックオンされてた。
降誕教会前は何か若者がダンスのイベントをやってたり、
鬱屈とした街かと思ってたが、そんなことはなかった。
教会は大きいのに入口が小さい。頭ぶつけそう。
躙り口的なセンスかな、と思いつつ頭をぶつけないように気を付けて入る。
観光客にかかれば厳粛な教会もセルフィースポット。
しかし楽しそうなので、キリスト氏もきっと喜んでると思う。
事前調査せずに行ったので、何かがわからなかったのだけれども
「何か」にみんなが並んでました。ディズニーランドぐらいの並び列。
後で調べたら、キリスト氏が生まれたまさに「その場所」を見る行列だった模様。
信仰心がなさ過ぎて申し訳ないのだけれど、この行列はスルー。
祭壇的な場所はかなり派手。クリスマスツリーのセンスを感じる。
教会を出てタクシー乗り場を探しましたが、よくわからずウロウロしていたら
教会前で先ほどのドライバーに声をかけられました。
マルサバ修道院までのタクシー代については、ネット上で諸説あり。
往復と修道院での1時間の待機込みで85シェケルから200シェケルと
かなりレンジがありますが、今回は提示値の120から100シェケルに値切りました。
途中でお昼を買ってくれました。ひとりだと行かないタイプの店なので
うれしかったです。ファラフェルサンド。
20分ほど走ると全然景色が変わってきます。
こういう荒涼とした風景、日本にはあまりないので、こういうの見ると
海外来たかいあるよなと常々思います。広大すぎて写真では表現できない凄さ。
この丘の向こうが死海だと、ドライバーが教えてくれます。
今日はうち泊まっていけばいいから、明日死海連れてってやるよ。など
なんとも鷹揚な提案をしてくれますが、丁重にお断りなどしていると、
修道院に着きました。
うん、思ってた景色とちがう。
かなり観光客の姿もありますが、修道院の全体を見るには谷の反対側から
見ないとならず、あっちに車で行けないのか、と言うと、
四駆じゃないと無理。とそっけない。先ほどまでの鷹揚さはどこいった。
歩いて谷を降りて、反対側に上ってまた帰ってくると1時間はかかるよ、
大変だよ!と脅されますが、ここまで来たからにはいかねばなるまいと
道なき道を降ります。本当に道がないので、途中でどこから降りたら
いいかわからなくて泣きそうになりました。
滑ったら、落ちて軽くケガぐらいはしそうなので、
サンダルとかはやめた方がいいと思います。
で、泣きながら急斜面を上ると見えるのがこちら
めっちゃきれい。
女人禁制の修道院なので、男性しか中には入れませんが、
女性でもこの景色を見るだけでも十分に価値はあると思います。
超観光地の降誕教会と違ってほとんど人もおらず
辛い谷越えで死の恐怖に向き合ったせいもあってか、
非常に敬虔な気持ちになれます。そして、めっちゃきれい。ちょっとラピュタみたい。
帰り道、なぜかドライバーが自分ち寄ってお茶飲まないかと、
誘われました。こういうのには騙されるタイプの人間なので、
そのまま家にあげてもらいお茶をごちそうになり
さらには娘と奥さんまで紹介されました。(奥さんは写真NGだった)
そう、こんなかわいい娘たちを養わなきゃいけないんだったら
120シェケルぐらい稼がないとね、という気持ちになって
最終的にはチップ込みで120シェケル渡しました。(値切った意味
バス停まで送ってもらい、ここでベツレヘム日帰り観光は終了。
シャバット(安息日)明けの盛り上がる、エルサレムに帰ります。
イスラエル4泊5日弾丸ツアー(その④:ベツレヘムの分離壁& 世界一眺めの悪いホテル)
omoebatokunikitamonda.hatenablog.com
口コミ情報通り、バスを降りるとわらわらと数人のタクシーの客引きから声を
かけられますが、自分は1人だったせいか比較的すぐ離脱。
降り立った感じ特に「これがベツレヘムか」と言うのはあまりなかったけれど、
このケンタッキー的にアラブ感。
分離壁(アパルトヘイト・ウォール)を見る
まず、小池百合子知事が消すの消さないので一悶着したことでも話題になった
バンクシーさんプロデュースの世界一眺めの悪いホテルと、分断の壁を見に行きます。
迷わずにいれけば、徒歩15分ぐらい。
「FREE PALESTINES」こういうメッセージが街中にかかれているのをみると
急にパレスチナ来たなという感じがします。
その後、特に変哲のない町並みが続いて不安になってきましたが、
最初のグラフティ(第一村人的なもの)を発見。
ここから数分で分離壁につきました。
まず最初に見えてくる監視塔。をちゅっちゅするトランプ大統領。
ある意味時事ネタなので、絵も日々変わっているのかも。
見応えのあるグラフィティに、史上初の女性ハイジャッカーの「レイラ・ハリド」も
並んでいます。結構タクシーで回っている人は多め。
バンクシーの絵をたくさん見ようという人はタクシーを使った方がいいのかも。(歩いている人は見かけませんでした)
しかし、一本道を入ると人が全くないので、静けさに少し怖くなります。壁の圧力。
バンクシープロデュースの「世界一眺めの悪いホテル」を見る
ザ ウォールド オフ ホテル(The Walled Off Hotel )前につくと、想像以上に
観光客でにぎわっています。
ホテルはふつうに宿泊できるので、日数と予算に余裕のある方は泊まってみても
いんじゃないでしょうか。
入口のおさるの方は人形ですが、グラサンのおっさんの方は生ものです。
入っていいのかわからず、おどおどしましたが、宿泊していなくても、
中のロビーには普通に入れました。
奥には大きくはありませんがミュージアムがあり(入場料15シェケルぐらいだったか)
分離壁の歴史が学べます。
英語なので理解度2割ぐらいですが、「ヨルダン川西岸地区のパレスチナ自治区から
出国を許されない人は海を見ずに一生を終える。」という説明で、自分は自由だな、と
改めて思いました。
「進撃の巨人」のアルミンを思い出します。海を見ずに終わる一生。
しっかりミュージアム見ると40-50分ぐらいかかりそうですが、さくっと見て
降誕教会とマルサバ修道院にむかいます。
向かう前にホテルから徒歩3分ぐらいで行ける、鳩のバンクシーアートだけ
よりましたが、その他のアートは距離がありそうなので、今回は断念しました。
ホテルから降誕教会は徒歩30分かかるかかからないかぐらいです。
降誕教会とマルサバ修道院はまた次。